古民家を探す際に「空き家バンク」というサービスを利用すると良いでしょう。
言葉自体は耳にしますが、実際「どこにあるの?」「サイト名か何か?」と、
ぼんやりと捉えている人も多いかもしれません。
ここでは「空き家バンク」についてご紹介します。
空き家バンクとは?
空き家バンクとは、自治体が運営する空き家仲介サービスの事です。
空き家を探している人、空き家を使ってほしい人をマッチングさせます。
「空き家の売り手ってそんなに多いの?」と疑問に思う方もいるかと思いますが、
空き家の件数は年々増えている傾向にあり、15年後辺りには空き家率が30%まで上昇すると言われています。
また、空き家は放置することで、劣化が進み倒壊する、衛生面の悪化などの恐れがあります。
管理不足で近隣住宅などに損失を与えてしまった場合は、管理している人間の責任になる可能性があるため、
「空き家を放置したくない」という人が多いという実情があります。
空き家バンクは、「空き家を誰かに使ってほしい」という人と、「空き家を利用したい」人の希望をかなえたwin-winなサービスになっていると言えるでしょう。
空き家バンクは自治体が運営していることから、対応範囲は「マッチングさせるところまで」となっておりますが、
営利目的ではないため利用するのに費用は掛かりません。
また、自治体によっては空き家バンクを利用することで、移住の際に助成金などが用意されていることもあります。
契約までの流れ
入居したい物件がある場合は、契約する前に下見、もしくは宿泊体験に行くことをおすすめいたします。面倒と感じるかもしれませんが、サイトの写真と実物では印象が異なる場合がありますので、後悔をしないためにも下見は行くようにしましょう。
気になる物件の下見をして問題がなさそうであれば、次は契約に関する交渉が始まります。
前述いたしましたが、自治体はあくまで「マッチングさせるところまで」のサポートとなりますので、交渉自体は空き家の所有者との直接交渉となります。
トラブルを減らすためにも、不動産会社を仲介として利用することも検討しておきましょう。